2つで1つ?

2006年7月3日
観るつもりがなかったんだけど急に観ることになった
雪組の全国ツアー「ベルサイユのばら」
1月の星組から始まった「べルばら」はこの全国ツアーで終わる。

全国ツアー版はセットも全国ツアー仕様になってるから
なんだかなーって感じはするのよね。
アンドレが死ぬところの橋が低いのはまだしょうがねぇなと
思えるんだけどさ
天国で馬車でないのがなんとも間抜けな感じがする。
全国ツアーだからさ舞台の大きさによって無理なんだろうけど
馬車を置いて欲しいな。
1幕のラストはあのペガサスを飛ばすわけにいかないだろうし
どうするんだろうと思ってたら
衛兵隊での新しい場面が増えて、衛兵隊とオスカルが
1つにまとまったところで幕が下りた。
話の展開的には全国ツアー版の方がよいと思うよ。
フィナーレも薔薇タンにボレロ。
雪でやった大階段の場面は全国ツアーには不向きだよね。
ボレロも薔薇タン大階段を使ったものだけど
全国ツアー仕様の階段でも何とかなるものだしね。

星組と雪組だと
星組の方が「ベルばら」を観たという気分になれた。
星組はアントワネットの嫁入りのところから始めていたけど
オペラ座の舞踏会で3人が初めて出会うところからでも
よかったんじゃないかなと思った。
雪組のはなんで〜ディアンヌが死なないの??だった。
あれはアランのオスカルに対する考えが変わるきっかけなのに。
そしてオスカルがパリの状態を実際に見るというのでも
意味があるところなのに。
細かいとこだけどル・ルーのお人形がちが〜う。
やっぱりル・ルーちゃんと同じ髪型で同じお洋服でないとさ。
そこまで拘ってよと思った。

全国ツアーで増えた場面。
衛兵隊の剣が売られているとブイエ将軍が咎めにきて…
というものだけど。
ブイエ将軍に「剣は税金で買っているから無駄に出来ない」
と言われても衛兵隊士は反発するだろうよ。
オスカルが買い戻してきたと剣を持ってきた時にオスカルが
この台詞を言ったほうが効果的ではないかと思った。
この話を入れるんだったらいっそのこと
パリの街で衛兵隊士が剣を売っているところをオスカルが目撃し
剣を売った隊士が去った後、オスカルが剣を買い戻す。
そのときオスカルと一緒にいるのがロザリーとベルナール。
ていう場面にしてもよかったのではないかなと思う。

「べルばら」は誰に焦点を絞るかで芝居の内容が変わってくる。
フェルゼンとアントワネット編
オスカルとアンドレ編
2つを通して観ると登場人物達の心情がよくみえてくる。
一方で書かれていないことがもう一方では書かれている。
星組と雪組。2つで1つだったのかな。

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